ストンプ2025

来日キャストたちのインタビューが到着
「9人目のメンバーになった気持ちで楽しんで」

公演に先立ち、本作の出演キャスト“ストンパー”のフィリップ・バチェラー、ジャスミン・ジョイナー、ショーン・パーハム、アダム・バックリーの4名が来日。今回の来日についてや日本公演の見どころを語ったインタビューが到着しました!!

『STOMP ストンプ』記者発表会

 

――今回の来日では、記者発表会に出席したほか、埼玉県の高校での学校公演や大阪でのプロモーションなどの活動をされてきました。今回の来日での手応えや印象に残っている出来事を教えてください。

『STOMP ストンプ』記者発表会

アダム:本当に素晴らしい、充実した滞在になっています。確かに目まぐるしいスケジュールですが、東京を見て回ることもでき、少しは慣れたと思うので、8月にまた来日できることを楽しみにしています。その時には本格的に東京と大阪を探索したいと思っています。

ショーン:僕は子どもの頃からアニメや日本の音楽といった日本のカルチャーが大好きでした。日本に来ることが夢だったので、今回、こうして日本に来ることができて大変嬉しいです。日本からはたくさん影響を受けているので、そうした国で自分がやっていることをお見せできることがすごく楽しみです。

フィリップ:アダムも話していましたが、短い期間でたくさんのプロモーションをしたので目まぐるしい日々でしたが、個人的には何よりも日本食が大好きなので、日本に来てからたくさんの日本食を食べられたことが嬉しいです。日本に着いてすぐにラーメンを食べに行ったんですよ。お寿司もたくさんいただきました!

ジャスミン: 2度目の来日になりますが、今回、1番印象的だったのは埼玉の学校を訪れ、生徒たちに向けて私たちのパフォーマンスを披露できたこと。私は、母の経営するダンススタジオでダンスの先生もしているのですが、未来を担う子どもたちにダンスを教えることにやりがいを感じていたので、今回も学校公演が非常に印象的でした。

 

――続いて、フィリップさんとジャスミンさんに質問です。2023年の来日公演にも参加されていますが、その際の日本の観客の印象や日本公演の思い出は?

フィリップ:やはり国によって観客の雰囲気は全く違います。日本は非常に敬意を示すお客さんが多いように思います。自分たちが舞台の上で何をやっているのかをしっかりと見て聞いて、全てを受け取ろうとする真面目な姿勢が感じられます。僕たちの公演は、普通の舞台とは少し違い、観客が参加して盛り上げていくものなのですが、僕たちの盛り上がりに合わせて、日本の観客もどんどん盛り上がって、最後には立ち上がって笑顔で手拍子したり、声を出して歓声を上げて楽しんでくれます。初めは大人しく観ていたお客さんが盛り上がるという変化を感じられたことが嬉しかったです。

『STOMP ストンプ』記者発表会

ジャスミン:前回の公演で印象的だったのは劇場でした。非常に大きな空間がある劇場であると同時に、観客の顔が舞台からしっかり見えました。顔が見える観客相手にパフォーマンスをすることでより繋がりを感じることができました。

 

――では、初めての日本公演参加となるアダムさんとショーンさんは今、どんな楽しみがありますか?

アダム:僕は18年間『STOMP』で活動をしていますが、なかなか日本に縁がなくてこれまで来日することができなかったので、今回、日本のお客さんの前でパフォーマンスできることが非常に楽しみで待ちきれないです。先程フィリップが言っていた、初めは大人しいけれどだんだん熱狂していくという、日本の観客の熱を体験するのを楽しみにしています。

ショーン:日本は自分にとってナンバーワンの国で、ずっと来たいと思っていた国でしたので、そこで自分がパフォーマンスできるとは信じられません。ジャスミンが2年前に来日したときの話をしてくれたのですが、日本の観客はとにかく一生懸命に食い入るように見ているということでした。記者発表では(スペシャルサポーターの末澤誠也と草間リチャード敬太の)二人が、僕たちのパフォーマンスをじっと観て、自分たちの動き一つ一つにリアクションをしているのが分かったのですごく嬉しかったです。やりがいを感じました。

 

――今回、日本では2年ぶりの公演になりますが、特に注目してもらいたいポイントを教えてください。

アダム:『STOMP』ならではですが、同じ公演が2度とないんです。毎回、新しいものが生まれるショーです。今回、日本では前回とは違うキャストのラインナップでお届けします。キャスト同士の相乗効果が生まれ、化学反応が起こるので、きっと前回とはまた違うショーになるのではないかと思います。前回ご来場いただいた方たちにも同じ内容ではないことを保証します。

『STOMP ストンプ』記者発表会

ショーン:前回とキャストのラインナップが違うとアダムが言いましたが、そもそも日本公演はキャストの組み合わせも他の国とは違います。自分はアメリカを拠点としていて同じようにアメリカを拠点としたキャストと組んでツアーを回ることが多い。ストンパーにはヨーロッパを拠点としているキャストたちもいて、それぞれでツアーを回ることが多いので、アメリカとヨーロッパではあまり交流がないんです。ですが、日本公演は半々の組み合わせになります。アメリカのストンパーとヨーロッパのストンパーが同じことをやってもニュアンスや感覚の違いを感じるので、自分たちにとっても全く新しいショーだと感じます。最近では、ドイツでも同じようにミックスした公演を行いましたが、他の国では見られない、日本ならではのキャストのラインナップを楽しんでもいただけるのではないかと思います。

『STOMP ストンプ』記者発表会

フィリップ:『STOMP』の素晴らしさのひとつに、セリフが全くない舞台だということが挙げられます。どんな国で育った人も、“リズム”という世界の共通言語を通して何かを感じ取ってもらえて、ショーを理解して楽しむことができます。日本の皆さんも、難しいかもしれないと思わずにぜひご来場いただければと思います。

ジャスミン:我々は8人でパフォーマンスをしていますが、お客さんには9人目のメンバーになった気持ちで参加していただきたいです。一緒に手拍子をしたり体を動かして踊ったり、私たちも舞台上で心から楽しんでパフォーマンスをしているので、私たちと同じくらい、皆さんにも楽しんでいただきたいと思います。

『STOMP ストンプ』記者発表会

『STOMP ストンプ』記者発表会

撮影:taro/インタビュー:嶋田真己